歌舞伎事典
片はずし
片はずしの代表的な役の一つ戸無瀬 『仮名手本忠臣蔵』2代目亀治郎の小浪 3代目中村鴈治郎(4代目坂田藤十郎)の戸無瀬 2002年(平成14)年11月国立劇場(Y_E0100231091029)

片はずし【かたはずし】

 武家女房【にょうぼう】や武家屋敷【やしき】で働く御殿女中【ごてんじょちゅう】などの一般的な髪型【かみがた】で、笄【こうがい】一本で髪をまとめているのが特徴【とくちょう】です。歌舞伎でも武家の女性の典型的な髪型として片はずしの鬘【かつら】が広く用いられ、これが転じて、女方【おんながた】の役柄【やくがら】の一つとして武家女房や御殿女中の役を「片はずし」と呼ぶようになりました。代表例に『伽羅先代萩【めいぼくせんだいはぎ】』の政岡【まさおか】や『仮名手本忠臣蔵【かなでほんちゅうしんぐら】』の戸無瀬【となせ】などがあります。


<関連項目【かんれんこうもく】>

政岡仮名手本忠臣蔵女方
尾上伽羅先代萩
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