歌舞伎十八番【かぶきじゅうはちばん】
歌舞伎十八番は、7代目市川團十郎【いちかわだんじゅうろう】によって1832年(天保【てんぽう】3年)に定められました。初代から4代目までの團十郎が、初めて演じてしかも得意にしていた18の作品を集めたものです。
その内容は、一番新しい作品でも当時から50年も前に上演されたものでした。そのため、先祖の團十郎が得意にしていたことはわかっていても、作品の中味がはっきりしないものも多く含【ふく】まれています。例えば、『関羽【かんう】』や『蛇柳【じゃやなぎ】』などです。これらの作品は、後に復活されていきます。
代々の團十郎は荒事【あらごと】を最も得意としたため、歌舞伎十八番の役はほとんどが荒事です。明治時代以降、さまざまな俳優が家の芸を決めましたが、市川團十郎家の歌舞伎十八番は、その最初といえます。
|