歌舞伎事典
色彩間苅豆
かさねに切りかかる与右衛門 『法懸松成田利剣』12代目市川團十郎の与右衛門 7代目尾上菊五郎のかさね 1995年(平成7年)4月国立劇場(Y_E0100193000139)

色彩間苅豆【いろもようちょっとかりまめ】

 通称【つうしょう】『かさね』とよばれる清元【きよもと】の舞踊劇【ぶようげき】です。1823年(文政【ぶんせい】6年)森田座【もりたざ】で上演された4代目鶴屋南北【つるやなんぼく】作の『法懸松成田利剣【けさかけまつなりたのりけん】』の一場面として初演されました。長い間中絶していましたが、1920年(大正2年)に6代目尾上梅幸【おのえばいこう】と15代目市村羽左衛門【いちむらうざえもん】によって復活されて以来、たびたび上演されるようになりました。敵【かたき】同士とは知らずに恋人【こいびと】となった与右衛門【よえもん】と累【かさね】が登場する作品で、前半は累が恋心を訴【うった】える「クドキ」、後半は祟【たた】りによって顔が醜【みにく】く変わった累の迫力【はくりょく】ある演技が見どころです。



<関連項目【かんれんこうもく】>

清元鶴屋南北[4代目]森(守)田座クドキ
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