歌舞伎事典
女方
女方の心得をまとめた芸談「あやめ草」の冒頭部分 『役者論語』早稲田大学演劇博物館所蔵(ロ12801)

女方【おんながた】

 歌舞伎に登場する女性の役、また女性の役を演じる俳優のことを指します。「おやま」ということもあります。女歌舞伎【おんなかぶき】が禁止されて女性が舞台【ぶたい】に立てなくなったため、男性の俳優が女性の役も演じるようになったといわれています。
 女方の演技の基礎【きそ】は、元禄【げんろく】時代の初代芳沢あやめ【よしざわあやめ】などによって築【きず】かれました。あやめは、女方の心得をまとめた「あやめ草」という芸談を残しています。
 現在では女方の俳優でも立役【たちやく】を演じることがありますが、女性の役しか演じない俳優を特に「真女方【まおんながた】」と呼びます。


<関連項目【かんれんこうもく】>

女歌舞伎立役芳沢あやめ[初代]真女方
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