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能 (金春流) 『清経』 平成3年4月13日 国立能楽堂
〔シテ〕瀬尾菊次 [現・桜間金記]
●季節:秋 ●場数:1場 ●舞台:都の平清経の邸[京都府京都市] ●登場人物:〔シテ〕平清経の霊、〔ツレ〕清経の妻、〔ワキ〕清経に仕える淡津三郎(あわづのさぶろう)


主人清経が西国の海に身を投げたため、淡津三郎は都の清経の妻に遺髪を届けにきました。妻は夫が約束を破り、自分を残して命を絶ったことを恨み、遺髪を見ているとつらいからもとに返そうと言って泣き伏してしまいます。その妻の夢に清経の霊が現れ、暁の月の出ている頃、ひとり船首に出て横笛を奏で、尽きない思いを振り切って自ら死を選ぶにいたった経緯を聞かせます。そしてなおも泣いている妻をたしなめると、修羅道では木が敵のように立ちはだかり、雨が矢のように降りかかり、身は斬りつけられ、あらゆるものが戦い続けると語ります。そう語った清経でしたが、自害の際に念仏を唱えたことで、心清らかに成仏できたのでした。
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![清経(きよつね)』]](./img/h3_kiyotsune.gif)




