歌舞伎事典
外郎売
『外郎売』2代目尾上左近(4代目尾上松緑)の外郎売 1989年(昭和64年)1月国立劇場(Y_E0100152000015)

外郎売【ういろううり】

 歌舞伎十八番【かぶきじゅうはちばん】の一つ。
 1718年(享保【きょうほう】3年)、2代目市川團十郎【いちかわだんじゅうろう】が初めて演じました。「外郎」とは、中国から渡【わた】ってきて小田原で売り出されたのどに効き、頭がすっきりして、口の動きがよくなる薬といわれています。その薬を売り歩く商人が、外郎売です。
 荒事【あらごと】の芸の一つに長いセリフをよどみなくしゃべる、というものがあります。2代目團十郎は、外郎売の宣伝のセリフをとても長い早口言葉にして、人気を得ました。
 1922年(大正11年)に独立した作品として復活されました。現在演じられているものは、1980年(昭和55年)に12代目團十郎が復活したものです。



<関連項目【かんれんこうもく】>

荒事市川家(團十郎系)
市川團十郎[2代目]
歌舞伎十八番

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