能楽

(グローバル ナビゲーションここから)

(グローバル ナビゲーションここまで)

(本文ここから)

能の鑑賞【忠度】

  • 概要・あらすじ
  • 演出のポイント
  • 詞章

能 (宝生流) 『忠度』 平成18年3月1日 国立能楽堂
〔シテ〕佐野萌

●季節:春  ●場数:2場  ●舞台:摂津の国須磨の浦[兵庫県神戸市]  ●登場人物:〔前シテ〕浦の老人、〔後シテ〕平忠度(たいらのただのり)の霊、〔ワキ〕旅の僧、〔ワキツレ〕同行の僧数人、〔アイ〕浦の男

忠度(ただのり)

作者:世阿弥/題材:『平家物語』巻第7・巻第9

あらすじ

かつて藤原俊成(ふじわらのとしなり)に仕えていた旅の僧が、須磨の浦で老人と出会い、1本の若木の桜が、源氏との戦いで命を落とした平忠度の墓標であると教えられます。やがて老人は、自分が忠度の亡霊であることを暗示し、夢での再会を約束して消え去りました。浦に住む男から、詳しい話を聞いた僧の夢に、甲冑(かっちゅう)姿の忠度の霊が現れます。霊は、平家が朝廷の敵となったために、俊成の編んだ『千載和歌集(せんざいわかしゅう)』の中の自分の歌が、「よみ人知らず」とされたことを嘆きます。そして自分の名を書き入れてくれるように、俊成の子である定家(さだいえ)へ伝言してほしいと頼みます。さらに都を落ちる時に引きかえして、俊成に歌を託して別れたことや、岡部六弥太(おかべのろくやた)と戦って討ち死にしたときのありさまを語り、自らへの回向を願って消えていきました。歌人として有名だった武将忠度の歌の道への執心を描いた夢幻能形式の修羅物です。

(本文ここまで)


ページの先頭に戻る