能楽

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能の鑑賞【隅田川】

  • 概要・あらすじ
  • 演出のポイント
  • 詞章

能 (観世流) 『隅田川』 平成16年7月7日 国立能楽堂
〔シテ〕梅若六郎 〔子方〕梅若美和音

●季節:春  ●場数:1場  ●舞台:武蔵の国と下総の国の間を流れる隅田川の岸辺 ●登場人物:〔シテ〕梅若丸の母、〔子方〕梅若丸の霊、〔ワキ〕隅田川の渡し守、〔ワキツレ〕旅の男

隅田川(すみだがわ) [金春流は『角田川(すみだがわ)』]

作者:観世元雅/題材:『伊勢物語』9段 / 人買いに子供をさらわれた母の話

あらすじ

隅田川の渡し場で渡し守と旅人が、都の物狂(ものぐるい)の女が近づいてくるのを待っています。女はわが子を人商人にさらわれて以来、心が乱れて子を探してさまよっているのです。乗船を願う女に、渡し守は面白く舞い狂うよう求めます。女は『伊勢物語』の東下りの話を織り込みながら、巧みに受け答えをして乗船を許されました。舟の上で渡し守が、都から人商人の連れてきた少年が亡くなった物語をすると、女はその子こそ尋ねる梅若丸と知って、嘆き悲しむのでした。母は梅若丸の墓の前で泣き崩れ、渡し守に勧められるまま念仏を唱えると梅若丸の霊が現れます。しかし手に触れることもできぬまま、やがて東の空が明け、姿は消え失せてしまいました。数多くの物狂能の中で本曲のみは、親子の再会が叶いません。母親の悲哀に焦点を絞った悲劇です。

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