能楽

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能の鑑賞【船弁慶】

  • 概要・あらすじ
  • 演出のポイント
  • 詞章

◆船弁慶:詞章◆「不動明王の、索(さつく)にかけて、祈り祈られ、悪霊次第に、遠ざかれば、弁慶舟子に、力を合せ、お舟を漕ぎ退け、汀(みぎは)に寄すれば、なほ怨霊は、慕ひ来るを、追つ払ひ祈り退け、また引く汐に、揺られ流れ、また引く汐に、揺られ流れて、跡白波(しらなみ)とぞ、なりにける」

義経は、壇ノ浦[山口県下関市]での合戦と同じように戦おうとしますが、一方、弁慶は相手が怨霊であるから太刀は通用しないと考え、数珠を揉み不動明王(ふどうみょうおう)の呪文を唱えて退けようとしました。その呪文の力で霊は勢いを失いかけますが、なおも舟を追いかけ、今度は長刀を捨て太刀を抜き義経に迫ります。しかし、弁慶に再び祈り伏せられ、引き潮に流され消えていき、海面には白波が残るだけとなりました。勇敢に立ち向かう義経と冷静沈着に戦う弁慶の対比や、義経一行をつけねらう知盛の強い執心が、視覚的に表現されています。波風と共に出現する知盛の霊は、最後は白波を残し消え失せ、まるで嵐と一体化したかのようです。人形浄瑠璃『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』のもとになった演目です。

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