能楽

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能の諸役【役籍と流派】

役籍と流派

1人の能役者が、あるときはシテを演じ、別の日にはワキを演ずるということはありません。いつもは小鼓を担当している人が、臨時で笛を演奏するということもありません。能役者の仕事は厳密な分業制になっており、他の領域を侵すことはないのです。ある役者がどの専門を担当しているかを示すのが役籍(やくせき)です。

シテやツレを演じ、地謡を担当する人々の役籍は「シテ方」です。ほかに、ワキ方、狂言方、笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方と、合計7つの役籍があります。各役籍は、さらに複数の流派に分かれています。同じ役籍の中で、たとえば観世流のシテと金春流のツレが共演するということは、原則としてありませんが、役籍が違えば、すべての流派がどの流派とも組むことができます。つまり、理論的には、流派の組み合わせは5×3×3×4×5×2×2通りが可能だということです。

【シテ方】:観世(かんぜ)流/金春(こんぱる)流/宝生(ほうしょう)流/金剛(こんごう)流/喜多(きた)流 【ワキ方】:高安(たかやす)流/福王(ふくおう)流/宝生流(下掛り宝生流) 【囃子方】【笛方】:一噌(いっそう)流/森田流/藤田流【小鼓方】:幸(こう)流/幸清(こうせい)流/大倉流/観世流(観世新九郎流)【大鼓方】:葛野(かどの)流/高安流/大倉流/石井流/観世流【太鼓方】:観世流(観世左吉流)/金春流【狂言方】:大蔵流/和泉流
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