能楽

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扇・小道具と作リ物【小道具と作リ物】

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  • 作リ物

小道具

小道具は主に役者が携える道具です。大きく分けると手に持つものと身につけるものの2種類に分かれます。簡素で象徴的な作リ物にくらべると、本物らしく作ってあるものが多い点が特徴です。原則として作リ物のようにその都度作っては解体するということはせず、作ったものを保管しておいて何度も使用します。

『狂言画』 [伊勢門水]より 狂言「柿山ふし」

葛桶(かづらおけ)

ふたの付いた黒い漆塗(うるしぬり)の桶です。主に腰掛けとして用います。そのほか酒樽や茶壺に見立てる、ふたを杯として用いるなど樣々な使い方があります。
狂言『柿山伏(かきやまぶし)』では踏み台として用いられ、山伏が桶の上に上がることで柿の木に登る様子を表します。

鏡の間に置かれている葛桶

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狂言 (和泉流) 『柿山伏』 平成11年10月15日 国立能楽堂
〔シテ〕野村万作 〔アド〕野村萬斎

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『能舞之図』より 能「船弁慶」

太刀・長刀(なぎなた)

太刀は、役者が腰に差して登場し、戦闘の場面になると抜き持って使います。演目によっては、腰に差したままで、あくまでも扮装の一部として使われることもあります。長刀は最初から手に持って登場します。シテの長刀さばきが見せ場の曲には、『船弁慶(ふなべんけい)』や『巴(ともえ)』などがあります。

関連ページ: 出立:男の出立、五番立:二番目物

『能装図』より 能「安宅」

笈(おい)・笠

笈は山伏などの修験者(しゅげんじゃ)が仏具や衣服、食器などの荷物を入れて背中に背負う箱です。『安宅(あたか)』では笈の中に弁慶が勧進帳(かんじんちょう)と称して読む巻物が入っています。笠は『安宅』のほか『隅田川(すみだがわ)』のシテなど男女の役柄にかかわらず旅人がかぶります。

『能装図』より 能「俊寛」

水桶

片手に持てる大きさの木製の桶で紐がついています。木地がそのままの地味なものは『俊寛(しゅんかん)』のようなさびしい情景が描かれる能に用いますが、写実性よりも美しさに重きをおいた演目では、金色に塗った美しいものを用います。

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