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美術の中の音楽
美術の中の音楽

美術作品には、日本の伝統音楽の演奏シーンや、楽器を描いたものがたびたび登場します。どんな音楽が聞こえてくるか想像しながら、絵画や工芸を鑑賞してみましょう。

その2

『螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんごげんびわ)』[正倉院宝物] 宮内庁 正倉院所蔵

頭部がまっすぐの五弦琵琶は、インドが発祥の地です。撥受けは、たい瑁(たいまい)を貼り、貝殻を使った螺鈿(らでん)で、熱帯樹と飛鳥や駱駝(らくだ)に乗り琵琶[四絃琵琶]を弾く胡人を表し、側面には紫檀(したん)に夜光貝の切片を貼るなど第一級の美術工芸品でもあります。同時代の五弦琵琶としては世界で唯一のもので、聖武天皇(しょうむてんのう)[701-756]の遺品です。

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