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美術の中の音楽
美術の中の音楽

美術作品には、日本の伝統音楽の演奏シーンや、楽器を描いたものがたびたび登場します。どんな音楽が聞こえてくるか想像しながら、絵画や工芸を鑑賞してみましょう。

その10

『麗子弾絃図(れいこだんげんず)』
岸田劉生(きしだりゅうせい) 1923年 東京国立近代美術館所蔵

作者の愛娘・麗子が三味線を弾く姿を描いたものです。子どもの身体には少し大きめの三味線を構え、右手はしっかりと撥を握り、小さな左手の細い指先は、勘所(かんどころ)を押さえています。台の上には「黒髪」とタイトルの書かれた歌詞が置かれており、口元が少し動いているようにも感じられます。

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