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平家琵琶(へいけびわ)

平家琵琶[平曲]は、琵琶の伴奏により『平家物語』の詞章を語る音楽で、鎌倉時代の初期に成立*1しました。平家琵琶を演奏していた琵琶法師たちは、南北朝時代に、明石覚一(あかしかくいち)[1300? -1371]を中心に当道という自治組織を作ったといわれています。室町時代の演奏記録には、宮中に召されて天皇の前で平家琵琶を演奏したことや、奈良や地方に下って寺社や諸大名のもとで演奏したことが記されています。江戸時代には、代々の将軍に厚遇され、波多野流が京都を中心にしたのに対し、江戸でも前田流を中心に盛行しました。1871年[明治4年]に当道は解散させられ、以降は伝承者が減り、現在ではごく少数となっています。平家琵琶は、『平家物語』の各章を1曲として約200曲あります。

《コラム》平家琵琶を集大成したのは?

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参考曲 楽譜・資料 主な楽器 注釈・コラム
2:08
『宇治川(うじがわ)』

平家琵琶/今井勉
2001年[平成13年]10月21日 第116回邦楽公演「邦楽鑑賞会」
国立劇場小劇場

【解説】
『宇治川』は、平家琵琶の中でも勇壮な合戦を語り、緩急の変化に富んだ曲です。源義経が木曽義仲を追討する合戦時に、佐々木高綱と梶原景季が、馬にまたがり宇治川に乗り入れ、先陣を争うかけひきが描かれています。

【詞章】
梶原 いかに佐々木殿 高名しょうとて不覚し給うな 水の底には大綱有るらん 心え給えと言いければ 佐々木げにもとや思いけん 太刀を抜いて馬の脚にかかりける大綱どもをふつふつとうち切りうち切り宇治川速しといえども 生喰(いけずき)という世一(よいち)の馬には乗ったりけり一文字にざっと渡いて向かいの岸にぞ着きにける

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