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義太夫節(ぎだゆうぶし)

義太夫節は、江戸時代・貞享[1684-88]期に大阪で人形芝居「人形浄瑠璃」の語りとして成立した三味線音楽です。創始者の竹本義太夫(たけもとぎだゆう)[1651-1714]にちなみ、義太夫節と呼ばれるようになりました。義太夫節は、語り手の大夫(たゆう)が、物語の進行だけでなく、全ての登場人物に関する心理状態や感情を原則として一人で語り分けます。その語りは、幅広い音域や、様々な声を用い、極めて写実的に「情を語る」ことが大切だとされています。三味線は太棹(ふとざお)*1を用い、深い響きと力強い撥(ばち)さばきで心情・情景を描き出します。なお、歌舞伎で語られる義太夫は「竹本(たけもと)」と呼ばれています。

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参考曲 楽譜・資料 主な楽器 注釈・コラム
1:06
『平家女護島(へいけにょごのしま)』

「鬼界が島(きかいがしま)の段」
浄瑠璃/3代目・豊竹英大夫、三味線/鶴澤燕二郎(6代目・鶴澤燕三)、千鳥/桐竹紋寿
2004年[平成16年]12月 第36回文楽鑑賞教室
国立劇場小劇場

【解説】
『平家物語』からつくられた謡曲を浄瑠璃化した作品です。平家討伐の陰謀がばれて鬼界が島に流された俊寛(しゅんかん)たちのもとに、赦免(しゃめん)の船がきたものの、全員は乗れないと知った俊寛が一人島に残る決意をするまでを描いた場面です。

【詞章】
鬼界が島に鬼は無く鬼は都にありけるぞや。[中略]せめてひと夜添ひ寝して女子に生まれた名聞(みょうもん)と、これ一つの楽しみぞや。エヽ惨い鬼よ、鬼人よ、おなごひとり乗せたとて軽い舟が船が重ろうか、人々の嘆きを見る目はないか。

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