女方衣裳図鑑
田舎娘
『歌舞伎の衣裳』婦人画報社より
田舎娘【いなかむすめ】

 写真は『妹背山婦女庭訓【いもせやまおんなていきん】』に登場するお三輪の衣裳【いしょう】です。田舎娘【いなかむすめ】らしい素朴【そぼく】な印象を与【あた】えます。江戸時代の女性の服装は年齢【ねんれい】によって袖【そで】の長さに違【ちが】いがあり、娘役の衣裳は袖の長い「振袖【ふりそで】」になっています。女房【にょうぼう】役に用いられる「石持【こくもち】」と袖の長さと見比べると違いがよく分かります。
 衣裳の緑色は萌葱【もえぎ】色とよばれています。染め抜【ぬ】かれた模様は「十六武蔵【じゅうろくむさし】」といい、延宝【えんぽう】年間(1673年~1681年)頃【ごろ】に広まったゲームを図案化したものです。また鮮【あざ】やかな水色は浅葱【あさぎ】色、染められた「麻【あさ】の葉模様」は娘役の衣裳に多く用いられます。
下のアイコンをクリックするとその衣裳【いしょう】の全体と解説を見ることが出来ます。
噴出し
花之介
常盤衣
石持
田舎娘
伊達傾城
世話傾城
十二単
常盤衣 石持 田舎娘 伊達傾城 世話傾城 十二単
Copyright 2012 Japan Arts Council, All rights reserved.
鬘 石持 吹輪 衣裳 打掛

ページの先頭に戻る