雅楽 GAGAKU

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作品と鑑賞

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印象的な囃子詞(はやしことば)と哀愁をおびた旋律をもつ名曲 更衣(ころもがえ)

あらまし

『更衣』

平調(ひょうじょう:西洋音楽のEの近似音高)を主音とし、律に分類される催馬楽(さいばら)の代表的な歌の1つです。

衣服を改める陰暦4月と10月の季節の歌で、古くは春夏に歌われる時には「ハギノハ[萩の葉]ノスリ」、秋冬には「ハギノハナ[萩の花]ズリ」と、季節によって歌詞の一部を歌い分けていたといわれています。

夏衣と冬衣を替えるという意味のほか、他の人と衣を取り替えて着るという意味の説もあります。

『源氏物語』に歌詞が引用されるなど、平安時代には広く知られた曲目でした。

独唱者は手にもつ笏拍子(しゃくびょうし)で拍子をとり、笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)・琵琶(びわ)・箏(そう)が伴奏楽器として用いられます。

実際の展開(歌詞)

三度拍子 拍子十三
                更衣せむや さきむだち 我が衣(きぬ)は 野原篠原 萩の花摺や さきむだちや
                 意味
                衣がえをしましょうよ ねえ貴族の方 私のお持ちする衣には野原や篠原に生えている萩の花がプリントしてあるんですよ ねえ貴族の方

鑑賞のポイント

哀愁をおびた旋律は、催馬楽のなかで最も優れた名曲といわれています。

歌詞に登場する「さきむだち(さ公達)」は「公達(きんだち)よ」呼びかける意で、琵琶湖沿いから北陸地域の風俗歌でよく用いられた歌の調子をとる囃子詞(はやしことば)といわれています。

現在、平調の曲は『伊勢海』と『更衣(ころもがえ)』の2曲が伝わっています。

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