雅楽 GAGAKU

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作品と鑑賞

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鶯のさえずりを模す精緻に整えられた名曲 壱越調(いちこつちょう):春鶯囀(しゅんのうでん)

平成16年(2004年)11月13日 第56回雅楽公演 国立劇場小劇場 [出演]笙:豊秀秋 篳篥:東儀兼彦 龍笛:芝祐靖 琵琶:東儀博昭 箏:安倍季昌

あらまし

中国の唐の3代皇帝・高宗(こうそう)が鶯(うぐいす)の声を聞き、楽師に命じてそれを模して曲を作らせたとも、合管青(がっかんせい)という人の作曲で、唐で皇太子が立つときにこの曲を演奏すると、必ず鶯が集まりさかんにさえずったとも伝えられています。

『枕草子』でも秀でた曲の1つとして紹介され、『源氏物語』花宴(はなのえん)の巻では源氏の君が見事に舞ったとの記述が見られ、古くから人びとに親しまれていたことが伺えます。

実際の展開)

よく知られている楽章名「序、破、急」に対して、「遊声(ゆうせい)」、「颯踏(さっとう)」、「入破(じゅは)」、「鳥声(てっしょう)」、「急声(きっしょう)」という6つの楽章をそなえた壱越調の曲で、一具の演奏は大変長いものとなります。この6楽章による構成をもつ唯一の曲です。

自由リズムの序吹(じょぶき)と拍節(はくせつ:リズム)のある楽拍子(がくびょうし)の曲を織り交ぜた構成で、鶯のさえずりを模したかと思われる旋律が曲を通して用いられています。

「颯踏」と「入破」の楽章はとくによく演奏され、双調(そうじょう)にも渡されています。「颯踏」は早八拍子(はややひょうし)、拍子十六、「入破」は早六拍子(はやむひょうし)、拍子十六で奏されます。

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鑑賞のポイント

華やかなおめでたい曲として古くから親しまれてきたこの曲は、各楽章ごとに綿密に整えられ、大曲の中でもとくに長大で格式の高い「四箇の大曲(しかのたいきょく)」に挙げられるにふさわしい素晴らしい作品です。

春らしいゆったりとした旋律に、鶯のさえずりを模したの調べが、楽曲全体を華やかに彩っています。

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