雅楽 GAGAKU

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作品と鑑賞

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分かりやすい構成に渡物による変化が楽しめる曲 越天楽(えてんらく)―残楽三返(のこりがくさんぺん)―

平成14年(2002年)11月8日 第53回雅楽公演 国立劇場小劇場 [出演]東京楽所

あらまし

平調(ひょうじょう)、盤渉調(ばんしきちょう)、黄鐘調(おうしきちょう)の3つの調子それぞれに『越天楽』があります。

それぞれが作られた順は定かではなく、盤渉調と黄鐘調の『越天楽』は渡物[別の調に移しかえた曲]の通常の法則で解釈できますが、平調の旋律は他の調子の旋律と大きく異なり、平調と盤渉調の相互関係については不明な点が多数あります。また、漢の文帝が作ったなど、由来については諸説あり定かではありません。管絃のみの曲で舞はありません。

実際の展開

主部[拍子八]が起承転結で捉えられる、わかりやすい構成になっています。

小拍子(こびょうし)を8回繰り返して奏でる拍子八が主部となり、「重頭(じゅうとう)」という、冒頭に戻る前に加えられる別の旋律を挟んで、再び主部を繰り返して演奏します。この「重頭」が拍子四で、2返目の主部である拍子八が加わるため、後度十二となるのです。「重頭」では平調の『越天楽』の場合は黄鐘調に、他の調子の場合も異なる調子へと一時的に旋律が移ります。

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鑑賞のポイント

雅楽の曲のなかでもっともよく知られ、とくに平調は耳になじみやすい歌謡的な旋律のため、『黒田節(くろだぶし)』や流行歌だけではなく、讃美歌などのさまざまなジャンルの音楽にも取り入れられました。

構成の分かりやすさから、雅楽鑑賞の第一歩としたい名曲といえるでしょう。また、曲の調子を別の調子の旋律の型にそって移し替える雅楽特有の様式「渡物」によって、構成は同じでもそれぞれの調の旋律と響きをもつおもしろさがわかる曲です。

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