雅楽 GAGAKU

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作品と鑑賞

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迦陵頻伽の舞うさまを子どもがかわいらしく舞う童舞 迦陵頻(かりょうびん)

平成25年(2013年)4月22日 四天王寺「聖霊会」 [舞人]天王寺楽所  雅亮会

あらまし

子どもによる舞が特徴の左方の童舞(わらわまい)で、大人が舞うことはありません。

現在のインドにあたる天竺(てんじく)の祇園寺(ぎおんじ)供養の日に、極楽浄土で仏を供養すると伝えられる鳥、迦陵頻伽(かりょうびんが)が集り舞うのを見て、音楽をつかさどる女神・妙音天(みょうおんてん)がこの曲を奏したといわれています。釈迦の十弟子の1人である阿難陀(あなんだ)が広めたとされ、日本に伝えたのは娑羅門(バラモン)僧正(そうじょう)菩提遷那(ぼだいせんな)といわれています。

かつては「序、破、急」の楽章がそろい、舞もともなっていたようですが、現在は「破」と「急」に曲が、「急」にのみ童舞の舞が伝わっています。

曲と舞の流れ

一具は、(1)「林邑乱声(らんじょう)」、(2)「当曲(とうきょく)」からなります。

前奏曲「林邑乱声」で4人の舞人(まいにん)は1人ずつ登場します。手にしたシンバルのような打楽器「銅拍子(どびょうし)」を打ち鳴らし、飛び跳ねる動作を繰り返しながらそれぞれ所定の場所につきます。「当曲」は早いリズムの「急」で早八拍子(はややひょうし)、拍子八(ひょうしはち)です。「当曲」の舞が終ると、舞人は再び飛び跳ねる動作で舞台をまわり、1人ずつ退場していきます。

装束と面

舞人はこの演目固有の子供用に小ぶりに仕立てられた別装束を身につけて舞います。

赤色系の袍には迦陵頻伽の紋様が刺繍され、背には鳥の羽根をつけ、足にはすね当てのような長足(ちょうそく)と呼ばれるものを巻いています。頭には花を挿した天冠をかぶり、手には銅拍子を持って舞います。この銅拍子の音は、迦陵頻伽の声を表しているといわれています。また、原則的には白塗りの厚化粧をします。

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鑑賞のポイント

化粧を施された可愛らしい子どもたちが、迦陵頻伽の舞う様子を模して舞うかわいらしい姿が印象的です。銅拍子の音とともに飛び跳ねながら舞い、全体的に軽やかな雰囲気を醸し出しています。

舞は『五常楽(ごじょうらく)急』の一帖と同じですが、大人と子どもでは印象が大きく異なりますので、2つの違いを楽しむこともできます。

※別称は『不言葉』、『鳥』とよばれています。

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