雅楽 GAGAKU

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国風歌舞 東遊/久米舞/和舞/五節舞

中世以降、朝廷の儀礼や祭祀などが衰退していくと、そこで奏された国風歌舞(くにぶりのうたまい)は、多くが途絶えていきました。東遊(あずまあそび)、久米舞(くめまい)、和舞(やまとまい)、五節舞(ごせちのまい)は、江戸時代に復興されて、今日にそのすがたが伝えられています。

東遊

『東遊』

東遊(あずまあそび)は、国風歌舞(くにぶりのうたまい)のなかでひときわ明るく洗練された歌舞です。東国地方の風俗歌に由来し、平安時代の王朝文化のなかで発展し、形式が整えられました。当時は宮中から神社へ使いを派遣し、皇室から奉納される歌舞でした。

5つの曲からなる組曲で、『駿河歌』の揚拍子(あげびょうし:一定の拍で繰り返されるリズム)と『求子歌(もとめごうた)』に舞がつきます。舞人4人または6人に、笏拍子、和琴(わごん)、琴持2人、高麗笛、篳篥(ひちりき)、付歌が数人で奏されます。

江戸期に復興され、今日、宮中行事で非公開に奏されるほか、京都の上賀茂・下鴨神社の葵祭や、奈良の春日大社の若宮おん祭、栃木県の日光東照宮の大祭、埼玉県の氷川神社の例祭などでも奏されています。

久米舞

久米舞(くめまい)は、勝利をことほぐ歌詞による演奏に、宮中の武官の装束をまとった舞人が太刀を抜く舞がともなう歌舞です。

4部分で構成される組曲で、拍節的な揚拍子の部分に舞がともないます。舞人4人に、笏拍子、和琴、琴持2人、龍笛、篳篥、付歌数人で奏されます。

江戸末期に復興され、今日宮中では天皇即位の大嘗祭(だいじょうさい:天皇が即位後、初めて行われる新嘗祭)のときに、橿原神宮(かしはらじんぐう)では例年の祭祀のなかで奏されています。戦前は宮中でも紀元節に奏されていました。

和舞

和舞(やまとまい:倭舞、大和舞とも書く)は、東遊が東国の歌舞であるのに対して、大和地方の歌舞に由来します。

2つの歌曲からなり、『倭歌(やまとうた)』にともなって和舞が舞われます。伴奏楽器は和琴、龍笛、篳篥で、舞人4人で奏されます。

江戸時代に復興され、現在は宮中の鎮魂祭で奏されます。また春日大社には近代以前からの伝承があるほか、伊勢神宮では女舞に改作され演じられています。

五節舞

『五節舞』

五節舞(ごせちのまい)は、大歌の歌曲を伴奏に4、5人の若い未婚女性によって舞われる、雅楽のなかで現在ただ1つの女性専用の舞です。

十二単衣に髪をおすべらかし[平安時代の貴族女性の髪形]にして、手には檜扇(ひおうぎ:宮中で用いられた木製の扇)を持って舞われます。

江戸時代に再興され、現在は大嘗祭で舞われていますが、宮内庁楽部には女性がいないため、楽師の家族や縁者が舞を受け持っています。

[組曲の構成]

東遊 「一歌」、「二歌」、「駿河歌」、「求子歌」、「大比礼歌」
久米舞 「参音声」、「揚拍子」、「伊麻波余(いまはよ)」、「退出音声」
和舞 「大直日歌」、「倭歌」
笏拍子(しゃくびょうし)

束帯を着用する時に、手にもつ笏(しゃく)を縦に割ったような形状の楽器。長さは約36センチ。幅の短いほうを手に持ち、左は切り口を上に、右は切り口を左に向けて打ち鳴らします。

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琴持(こともち)

立奏される和琴を支え持つひとで、唱和にも加わります。

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