雅楽 GAGAKU

  • サイトマップ
  • クレジット
  • このサイトについて
  • English
  • 早わかり
  • 歴史
  • 種目となりたち
  • ひろがり
  • 作品と鑑賞
  • 雅楽への招待
前のページにもどる

種目となりたち

  • 舞楽
  • 管弦
  • 国風歌舞
  • 歌物
  • 楽器
  • 装束と面
  • 舞台と演者

コラム 新しく作られた平成の歌舞

現在でもあらたな歌舞が生みだされている雅楽。平成2(1990)年11月22日に開催された平成の大嘗祭(だいじょうさい)では、秋田県と大分県の郷土にちなんだ歌舞が新たに作られ奏されました。

平成の大嘗祭で奏された悠紀(ゆき)、主基(すき)の風俗歌舞(ふぞくのうたまい)

平成2年に皇居豊明殿で行われた天皇即位大饗の儀。『悠紀地方風俗歌舞』

大嘗祭(だいじょうさい)は、天皇在位中一代一度のもっとも大きく大切な儀式です。この盛大な儀式は、新穀を神々などに供え、国家・国民がやすらかなことや、五穀の豊穣を感謝し祈るだけでなく、新しく作られた歌舞が奏される場でもあります。

神前に供える新米は、悠紀(ゆき)、主基(すき)で作られた斎田(さいでん)のものと定められています。この悠紀国、主基国は古式にのっとって、亀の甲羅を用いた占いで決められ、都よりも東北の県が悠紀国、西南の県が主基国と定められます。

これらの県は新米を献上することに加え、大嘗祭とそのあとの宴・大饗(だいきょう)で、郷土の歌舞を採り入れた新作歌舞を奏するのが通例となっています。

平成の即位では、平成2(1990)年9月に悠紀国は秋田県、10月に主基国は大分県が選ばれました。歌詞となる和歌は選ばれた歌人が作り、その地方の風景や地名などを詠み込みます。作曲と作舞は宮内庁楽部が担当し、作られた和歌に、楽師(がくし)が、それぞれの地域の民謡や古くから伝えられてきた郷土舞などを取り入れて、曲と舞をつけていきます。

[悠紀の風俗歌舞の歌詞(歌:窪田章一郎)]

夜明島の渓谷 谷谷に きよらなる瀧 ひびき立て よき日明けゆく 夜明島川
奈曽の白瀑谷 鳥海の 山の雪どけ とことはに 絶ゆることなし 奈曽の白瀑
きみまち坂 みちのくを 巡らす若き 大帝 都偲ばしし きみまちの坂
森吉山 川の幸 ゆたけく恵む 水上は 真木しみ立てる 森吉の山

[主基の風俗歌舞の歌詞(歌:香川進)]

くじゅう高原 霧や食むがて 晴るればくじゅう 高原は つばらかにして 牛くさを
高崎山 高崎山 みどりを清み 常盤木の さながら海に あそべるたのしさ
姫島 ひたごころ 秘めこし姫島 ひとつにし 結ばれゆきつ 千万までも
岡城跡 見のたかき 岡の城あと 神さびて 霜さえわたる 千代の松が枝

ページの先頭に戻る