雅楽 GAGAKU

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装束のなりたち 童装束

舞楽には、大人だけでなく子供の舞人(まいにん)によって舞われる演目もあります。このような童舞(わらわまい)では、小さな体にあわせて仕立てた装束が用いられ、舞楽のなかで唯一、顔を白く塗り、唇には口紅を塗って化粧するのが基本となっています。

可憐な童舞(わらわまい)を飾る童装束

極楽浄土にいる霊鳥「迦陵頻伽(かりょうびんが)」に由来する舞『迦陵頻』左舞
(写真提供:四天王寺)

背中に鮮やかな蝶の羽をつけて舞う童舞『胡蝶』。右舞
(写真提供:四天王寺)

童装束(わらわしょうぞく)とは、子供の舞人に大人の装束を小さく仕立てたもので、面は用いず、原則は顔を白塗りに化粧します。

この装束は、童舞(わらわまい:「どうぶ」とも)にのみ用いるものと、襲装束(かさねしょうぞく)や蛮絵装束(ばんえしょうぞく)で用いられる装束を子供用に小さく仕立てたものに分けられます。

童舞専用の演目に、動物をモチーフにした装束で子供の愛らしさをいっそう引き立てる『迦陵頻(かりょうびん)』と『胡蝶(こちょう)』があります。

『迦陵頻』の装束は、鳥の刺繍が施された袍(ほう)に、背中には羽をつけ、頭に桜の小枝がさされた天冠(てんかん)をかぶり、足には鳥足(ちょうそく)を巻きます。手には極楽にいるという鳥・迦陵頻伽(かりょうびんが)の鳴き声を表わすという銅拍子(どうびょうし)を持ち、これを打ち鳴らしながら舞います。

『胡蝶』では、蝶の飛んでいる刺繍が施された袍に、背に蝶の羽をつけて、頭には2本の山吹(やまぶき)の花を挿した天冠をかぶり、手に山吹の枝を持ち、飛び跳ねながら舞います。これらは、法会(ほうえ)の供養舞(くようまい)として番(つがい)で催されます。

[童装束を用いる演目]

左方(さほう) 『迦陵頻(かりょうびん)』『散手(さんじゅ)』『抜頭(ばとう)』『陵王(りょうおう)』など
右方(うほう) 『胡蝶(こちょう)』『貴徳(きとく)』『抜頭(ばとう)』『納曽利(なそり)』など

かぶり物の1つ。左方(さほう)は金銅、右方(うほう)は銀銅の金具で山形に作られた冠(かんむり)。唐草の透かし彫りが施され、演目によって花の枝をさせる作りになっています。

(写真提供:四天王寺)

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背中につける羽は美しく彩色される。

(写真提供:四天王寺)

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『迦陵頻(かりょうびん)』で舞人(まいにん)が両手に持つ真鍮(しんちゅう)製のシンバルのようなもの。中央に紅緒(べにお)の輪があり、中指を通して舞います。

(写真提供:四天王寺)

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