雅楽 GAGAKU

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装束のなりたち 襲装束

舞楽の代表的な装束である襲装束(かさねしょうぞく)は、武官の束帯がもととなり、唐の装束の影響を受けて、現在伝わる形が生まれました。現在伝えられる舞楽曲のおよそ半分の演目で用いられています。

何枚も衣を重ねる華やかな襲装束

左舞『承和楽』の装束
昭和61(1986)年9月 第5回音楽公演 舞楽
出演:宮内庁式部職楽部
会場:国立劇場大劇場
(公演記録写真:YC8_5_38)

右舞『仁和楽』の装束

襲装束(かさねしょうぞく)は、舞楽のなかで一番多くの楽曲で用いられる、幾重にも衣を重ねる中国の唐風の装束です。

着用される演目の多さから常装束(つねしょうぞく)、唐代に源流があることから唐装束(からしょうぞく)とも呼ばれています。

面はほとんど用いず、舞台上を活発に動き回る平舞(ひらまい)で用いられます。

平安時代に成立した武官の束帯が華麗に変化したといわれる襲装束は、袍(ほう:左方は赤系、右方は緑系)・下襲(したがさね)・袢臂(はんぴ:半臂とも書く)・忘緒(わすれお)・金帯(きんたい:左方)あるいは銀帯(ぎんたい:右方)・差貫(さしぬき)・赤大口(あかのおおくち)・踏懸(ふがけ)からなります。頭には鳥甲(とりかぶと)をつけ、 履物は絲鞋(しかい:糸鞋とも書く)をはきます。

また、舞楽の伴奏をする管方(かんかた:楽人ともいう)たちも、襲装束を略して着用します。袍は楽長だけが身につけ、赤大口、踏懸、絲鞋などは略されます。

曲によって異なる袍の着用法があり、両袖をぬぐ、片方の袖だけぬぐ、ぬがないといった着方で舞われます。

襲装束が用いられる演目は、左方(さほう)が15曲、右方(うほう)が14曲です。

[襲装束を用いる演目]

左方(さほう) 『万歳楽(まんざいらく)』『春鶯囀(しゅんのうでん)』『甘州(かんしゅう)』『賀殿(かてん)』『承和楽(しょうわらく)』『北庭楽(ほくていらく)』『振鉾(えんぶ)』など
右方(うほう) 『延喜楽(えんぎらく)』『仁和楽(にんならく)』『古鳥蘇(ことりそ)』『蘇利古(そりこ)』『振鉾(えんぶ)』など

かぶり物の1つ。鳳凰の頭を模した甲(かぶと)で、左方(さほう)は赤色、右方(うほう)は萌葱(もえぎ)色の布がはられ、それぞれ上部に透かし彫りで金色、銀色の金具の飾りがつけられています。

宮内庁所蔵(写真提供:扶桑社)

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後ろの長い裾(すそ)が特徴の装束。袍(ほう)は肩をぬいで着用することも多いため、下襲の裾や袖(そで)に染めや刺繍が施されているものが多い。

宮内庁所蔵(写真提供:扶桑社)

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上衣の1つで、軽くてうすい装束。もとは宮中装束で、舞楽で用いられるほとんどの袍が脇を縫い合わせない闕腋袍(けってきほう)です。なお、脇を縫い合わせた袍は縫腋袍(ほうえきほう)と呼ばれています。

宮内庁所蔵(写真提供:扶桑社)

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裾(すそ)に緒が通されていて、足首で締めて着装する袴の1種。

宮内庁所蔵(写真提供:扶桑社)

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