雅楽 GAGAKU

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種目となりたち

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装束のなりたち 舞台を彩る装束

楽器の演奏や歌唱、舞人による舞が組み合わさり、雅楽のそれぞれの演目は成り立っています。演者たちが着る装束には、種目や役割によって異なり、それぞれに特徴的な形や着用法があります。特に舞人の装束は、舞の動きを効果的に演出し、その演目の表現に大きな役割を担っています。

成り立ちによって生み出された特徴

国風歌舞『東遊』の装束。袍と表袴に、桐谷や竹、キジが青摺されている

雅楽の舞人(まいにん)や管方(かんかた:楽器演奏者)が身につける装束は、渡来系の楽舞か、日本古来の歌舞か、どのような環境で伝承されたか、といった成り立ちの違いによって、色、形、着用方法などが大きく異なります。

渡来系の舞楽では、大陸的な鮮やかな色に、細かな刺繍などによる文様で装飾された豪華で美しい装束が、舞台を華やかに演出します。

同じく渡来系の管絃では、貴族社会に深く浸透していたため束帯(そくたい)などが着用されていましたが、明治期以降は武家が着用した直垂(ひたたれ)が用いられ、舞楽に比べて飾りけがなくすっきりした装束です。

一方、わが国に古くから伝来していた国風歌舞(くにぶりのうたまい)の装束は、白を基調とした簡潔な形で、種目の素朴な世界が装束にも表れています。

このように装束には、種目ごとにそれぞれの形があり、そのなかでも、もっとも目を楽しませてくれるのが舞楽の装束です。

舞楽の装束の分類

舞楽の舞人の装束は、大人が着用するものと、子供が着用するものとに大きく分けられます。

成人が身につけるものは、さらに襲装束(かさねしょうぞく)、蛮絵装束(ばんえしょうぞく)、別装束(べつしょうぞく)の3つにわけられます。一方、子供が着用するものはすべて童装束(わらわしょうぞく)と呼ばれます。

これらには、いくつかの演目に共通して用いられる襲装束と蛮絵装束、1曲ごとに装束が異なる別装束という違いがあります。

また、渡来系の歌や舞をもとに発展した舞楽装束の色は、中国大陸系の左方(さほう)では赤系統、朝鮮半島系の右方(うほう)では緑系統を基調にしています。

束帯(そくたい)

平安期の公家の正装。冠(かんむり)、単(ひとえ)、袙(あこめ)、下襲(したがさね)、袢臂(はんぴ)、袍(ほう)、忘緒(わすれお)、石帯(せきたい)、大口袴(おおくちばかま)、表袴(うえのはかま)からなる。

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直垂(ひたたれ)

前あわせの上衣と袴からなる武家の衣服。上衣を袴(はかま)にはさみ着装します。

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襲装束(かさねしょうぞく)

舞楽の大半の演目で用いられる装束。常装束(つねしょうぞく)、唐装束(からしょうぞく)、平舞装束(ひらまいしょうぞく)ともいいます。ほかの装束では略されることが多い袢臂(はんぴ)、忘緒(わすれお)、差貫(さしぬき)、踏懸(ふがけ)なども用いられます。

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蛮絵装束(ばんえしょうぞく)

向かい合った唐獅子が円を描く文様が、袍(ほう)に色糸で刺繍されている装束。盤絵とも書く。下衣には、差貫(さしぬき)ではなく表袴(うえのはかま)を身につけます。

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別装束(べつしょうぞく)

複数の演目に共通せず、1つの演目ごとに異なる装束。別様装束(べつようしょうぞく)ともいい、なかでも裲襠(りょうとう)を用いるものは裲襠装束と呼ばれます。

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童装束(わらわしょうぞく)

子供たちが舞う童舞(どうぶ)用の装束。子供用に小さく仕立ててあり、面は用いず、かぶり物には天冠(てんがん)と童髪(どうはつ)というかつらを用います。

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