雅楽 GAGAKU

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面のなりたち 大きさと面相

大きさの違いで3つに分けられる舞楽の面は、ほとんどの場合、演目独自のものが用意されるため、演目の内容や舞人の動きに応じて、表情や造りに工夫が凝らされています。部分が動くように造られた凝った面から、図案化した表情を墨で描いた簡素な面まであります。

大きさで3つに分けられる舞楽面

舞楽の面は、大きさによって大面、中面、小面の3つに分けることができます。この分類には具体的な寸法による基準はなく、比較のなかで分けられたものといわれています。実際には、大中小の差は、それほど大きくありません。

なお、これらの分類のなかに、和紙に薄い絹を貼り墨で人の顔を描いた雑面(ぞうめん)は含まれていません。

演目の内容と舞人の動きに合わせた舞楽面の表情と造り

『安摩』雑面

『還城楽』朱塗り木製、中面

『陵王』中面


舞楽面のなかには、面の一部が動く仕掛け面から、頭髪や眉に絹糸などを植えて立体的に表わす造りのものまで、さまざまな工夫がなされ、演目を効果的に演出します。

仕掛け面は、舞楽独特のもので、よく演じられる『納曽利(なそり)』や『陵王(りょうおう)』では、顎と眼の部分が別に作られています。紐で顎と眼とつながっているため、舞人(まいにん)の動きに応じて、それらの部分が連動して上下に動きます。このような造りを、それぞれ「動目(うごくめ)」、「吊顎(つりあご)」と呼んでいます。

『還城楽(げんじょうらく)』の面は、さらに複雑な造りで、顎と眼に加えて額の部分も別に作られています。このため舞人の動きに応じてこれらが複雑に動くことで、蛇を見つけた驚きや、捕まえた喜びの表情を表現します。

なかには、鼻が動く面もあり、『胡徳楽(ことくらく)』ではユーモラスに左右に鼻が動き、酒に酔ったようすが表わされています。

このような凝った仕掛け面とは対照的な造りの面に、雑面というものがあります。和紙に薄い絹を貼り、人の顔を象徴的に図案化して墨で描いた、長方形の面です。

[大面・中面・小面を用いる演目]

大面 『胡飲酒(こんじゅ)』『二ノ舞(にのまい:咲面と腫面)』『抜頭(ばとう)』『散手(さんじゅ)』『貴徳(きとく)』『納曽利(なそり)』
中面 『陵王(りょうおう)』『蘇莫者(そまくしゃ)』『八仙(はっせん)』『還城楽(げんじょうらく)』
小面 『採桑老(さいしょうろう)』『新鳥蘇(しんとりそ)』『皇仁庭(おうにんてい)』『退走禿(たいしょうとく)』『綾切(あやきり)』『胡徳楽(ことくらく)』『地久(ちきゅう)』
雑面(ぞうめん)

舞人(まいにん)がつける面の1つ。蔵面とも書く。和紙に薄い絹を貼り墨で人の顔を描いた長方形の舞楽面です。演目によって眼や鼻などの描き方が異なります。上端に紐があって冠につけてかぶります。

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