雅楽 GAGAKU

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音楽のしくみ 思想と音楽の結びつき

さまざまな源流を持つ雅楽ですが、音楽に関する理論は、唐代の中国の考え方をもとにしています。そして、平安時代に日本へ定着するなかで、当時の流行思想と結びついて変容し、音楽だけに留まらない、さまざまな意味を含む広範な体系を持つことになりました。

雅楽の日本化と陰陽五行説

唐楽(とうがく)とともに、中国からもたらされた高度な音楽理論は、やはり中国から伝来した思想と深く結びついて、平安時代に独自に整えられていくことになります。

存在するすべてのものが、陰と陽の2つの気によって生成するという陰陽思想。そして、木・火・土・金(ごん)・水の5つの元素の働きであらゆる事物や現象を説明する五行思想。もともとは別個であったこの2つの思想が融合され、十干十二支の考え方も取り込みながら体系化されたのが、陰陽五行説です。

日本にもたらされると、徐々に社会へ浸透し、平安時代には吉凶を占う陰陽道として独自に発展。貴族にとって不可欠となったこの思想は、雅楽とも自然に結びつき、音楽理論へも大きな影響を与えることになりました。

六調子と、五音(ごいん)・五調子と五行

唐楽における六調子は、呂[壱越調(いちこつちょう)、双調(そうじょう)、太食調(たいしきちょう)]と律[平調(ひょうじょう)、黄鐘調(おうしきちょう)、盤渉調(ばんしきちょう)]に分けられる一方、陰陽思想に結びつき、呂は陽に、律は陰に対応させる体系が日本で生まれました。

また、音の高さの関係を表わす五音(ごいん:五声とも)も、五行の思想に関連づけて体系化され、方角や季節、色などさまざまな意味が加えられていきました。しかし日本では、五音と五行の対応はそのまま受け入れたものの、五音の音高を別に解釈し、日本独自の音高が五行と対応するという考えに発展していきます。一方で、六調子のうち太食調を除いた五調子も五行に体系づけられ、五音と結びついていきました。

こうして平安時代の宮廷社会において、管絃が成立していくとともに、日本独自の音楽理論が形成されていくのです。

[五行・五音・音高・五調子の対応]

五行 五音(五声) 中国の五音の音高 日本の五音の音高 五調子
F# 双調
黄鐘調
壱越調
平調
盤渉調
六調子

壹越調(いちこつちょう)・平調(ひょうじょう)・双調(そうじょう)・黄鐘調(おうしきちょう)・盤渉調(ばんしきちょう)・太食調(たいしきちょう)の6つからなります。呂を陽、律を陰ととらえることにより、陰陽思想とも融合し、呂の壹越調・双調・太食調と律の平調・黄鐘調・盤渉調にわけられます。

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呂(りょ)

調子を旋法や節回しの違いによって2つに分類したうちの1つ。呂(りょ)は壹越調(いちこつちょう)・双調(そうじょう)・太食調(たいしきちょう)の3つからなります。陰陽思想と結びつき陽と解釈されています。

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律(りつ)

調子を旋法や節回しの違いによって2つに分類したうちの1つ。平調(ひょうじょう)・黄鐘調(おうしきちょう)・盤渉調(ばんしきちょう)の3つからなります。陰陽思想と結びつき陰と解釈されています。

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