雅楽 GAGAKU

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音楽のしくみ 拍子とリズム感

はじめて接すると、ゆったりとただ流れているようにも聴こえる雅楽ですが、多くの曲が一定の緩急によって奏されます。この緩急をリズムとして捉えることができますが、西洋音楽におけるリズムとは異なる仕組みのうえに、雅楽は成り立っているのです。

自由なリズムと拍節的なリズム

[雅楽の拍子]

まず、はっきりした拍を刻んで小節として区切ること[拍節(はくせつ)]ができるかどうかで、雅楽の楽曲を「自由なリズム」のものと「拍節的なリズム」のものとに分けることができます。

このうち、定まった拍節がなく自由な緩急で演奏されるのが、前者の場合となります。調子・音取(ねとり)・乱声(らんじょう)などの曲や、「序・破・急」などの多楽章でできている曲の「序」がこれにあたり、拍節的な曲に先だって奏されるのが一般的です。

一方、楽曲の大半は後者に属し、定まった拍節を持っています。この拍節によるリズムは「早(はや)・延(のべ)・只(ただ)」、さらに「八(や)拍子・四(よ)拍子」などへ分かれます。

ただ、雅楽における「拍子」は、もとは太鼓や鞨鼓(かっこ)を打つ回数に由来するものの、いろいろな意味で用いられる用語です。西洋音楽でいう拍子[4分の4拍子や、4分の3拍子など]の捉え方とは異なりますから、注意が必要です。

テンポの遅速でわけられる拍子、「早(はや)」と「延(のべ)」

拍節的なリズムには、まずテンポの早い「早(はや)」と遅い「延(のべ)」との2つの拍子があります。

「早」は1小節[雅楽用語では小拍子(こびょうし)]が4拍[西洋音楽の4分の4にあたるもの]、「延」は1小節が8拍[西洋音楽の4分の8にあたるもの]で構成されます。延は、非常にゆっくりしたリズムで奏されます。早はこれよりも早めのテンポではありますが、早の曲目であっても、今日の一般的なリズム感からすると遅く感じられるかもしれません。

そして、これらの変型に、短長の小拍子が交互に表れる「只拍子(ただびょうし)」があり、拍数の違いで「早只拍子」と「延只拍子」とに分かれます。「早只拍子」の変型には、長い方の小拍子が一拍縮まった「八多良拍子(やたらびょうし:夜多羅拍子とも)」もあります。いずれも、複合拍子の乗りの良いリズムとなります。

序

楽章の名称の1つ。定まった拍節がなく自由な緩急で演奏される。転じて、無拍の音楽を指すこともある。

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太鼓

片面を太めの桴(ばち)で打ち鳴らす打楽器。管絃に用いられる太鼓は、釣太鼓(つりだいこ)もしくは楽太鼓(がくだいこ)と呼ばれる鋲打ち(びょううち)の両面太鼓です。

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鞨鼓

楽章の名称の1つ。定まった拍節がなく自由な緩急で演奏される。転じて、無拍の音楽を指すこともある。

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