雅楽 GAGAKU

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種目となりたち

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なりたち 宮廷の器楽合奏

大陸から伝来した楽舞は大いに隆盛し、日本へ定着します。平安時代には、宮廷社会へさらに深く浸透し、次第に彼らの好みの様式へ整えられるなか、楽器のみによる合奏の音楽「管絃」が成立しました。

王朝の宮廷貴族と管絃の確立

『住吉物語絵巻』断簡

もともとは雅楽寮や近衛府などの楽人たちによって奏された楽舞は、平安時代になると宮廷社会にも普及し、天皇や貴族たちが自ら演奏を楽しむようになりました。その過程で音楽への理解も深まり、大きな変化が起こってきます。

とくに仁明天皇(にんみょうてんのう:833~850年在位)の頃には、日本人による曲の改作や新作が活発になるとともに、渡来の楽舞も整理され、唐楽(とうがく)と高麗楽(こまがく)へと集約していきます。また、音楽理論も日本人の趣味に合わせて体系が再編されるなか、器楽合奏だけを独立して楽しむ管絃という様式も確立されていきました。

貴族好みに淘汰された楽器

自ら楽器を演奏するようになった天皇や貴族たちは、好みに合わせて楽器も取捨していったようです。

5世紀から9世紀にかけ、海外から日本へもたらされた楽器は、20種類以上もあったことが、正倉院(しょうそういん)に伝えられた楽器などによって知られています。しかし、それらがすべて現在の雅楽で用いられているわけではありません。低い音を出す楽器や、互いによく似た役割の楽器、移動や運搬がたいへんな楽器などが、この頃に整理され淘汰されていきました。

現在の管絃で用いられる、笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)・琵琶・箏(そう)・鞨鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)などの楽器が奏でる音色には、往時の天皇や貴族たちが好んだ音響が伝えられているのです。

笙(しょう)

ハーモニーを奏で、美しい響きを合奏に与える管楽器。何本かの竹を束ねた、鳥が羽を休めたようなかたちをしています。

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篳篥(ひちりき)

音量が大きく、合奏のなかでもひときわ存在感のある管楽器。2枚のリードをもつ縦笛で、長さは約18センチ。竹製の本体には、表に7つ、裏に2つの指穴があります。

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琵琶(びわ)

果物の枇杷の実のかたちをした、大型の胴体をもつ絃楽器。水平に構えて、右手に持った撥(ばち)で4本の絃を弾き、楽曲の調子ごとに調を変えて演奏します。

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箏(そう)

右手に竹製の爪をはめ、13本の絃を弾いて演奏する絃楽器。分散和音[和音のすべての音を同時に鳴らすのではなく、何度かにわけて鳴らす演奏法]で旋律を奏でます。

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鞨鼓(かっこ)

筒状の胴と左右の鼓面を、調緒(しらべお)と呼ばれる紐で締めた打楽器。本体を台に乗せ、木製の細い桴(ばち)を使って打ち鳴らす両面太鼓です。

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太鼓(たいこ)

片面を太めの桴(ばち)で打ち鳴らす打楽器。管絃に用いられる太鼓は、釣太鼓(つりだいこ)もしくは楽太鼓(がくだいこ)と呼ばれる鋲打ち(びょううち)の両面太鼓です。

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鉦鼓(しょうこ)

円形の鉦を木製の枠に釣りさげ、2本の桴(ばち)でするように打ち鳴らす打楽器。雅楽の打物のなかでただひとつの金属製の楽器です。

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龍笛(りゅうてき)

2オクターブの音域をもち、豊かな旋律と音色を奏でる管楽器。長さは約40センチで、フルートのようにリードのない横笛です。

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