雅楽 GAGAKU

  • サイトマップ
  • クレジット
  • このサイトについて
  • English
  • 早わかり
  • 歴史
  • 種目となりたち
  • ひろがり
  • 作品と鑑賞
  • 雅楽への招待
前のページにもどる

種目となりたち

  • 舞楽
  • 管弦
  • 国風歌舞
  • 歌物
  • 楽器
  • 装束と面
  • 舞台と演者

右舞 曲の構成と楽器の編成

右舞でも、1つの楽曲はいくつかの楽章からなりたっていますが、構成は左舞に比べて簡素で、退場用に固有の曲を持たない演目もあります。伴奏が管楽器と打楽器のみで奏される点も左舞と同様ですが、笙は含まれず、高麗笛と三ノ鼓が用いられるところが異なります。

曲の構成

右舞においても、中心となる「当曲(とうきょく)」の前後に、舞台へ登るための「登場・出手(ずるて)」と、降りるための「入手(いるて)・退場」が奏されるかたちで、楽曲が構成されます。さらに、「前奏」の曲が舞人が登場する前に始められたり、当曲が始まる前に挿入されたりする演目もあり、音合わせや、当曲への期待を盛り上げる役割を果たしています。

ただ、退場用に固有の曲は持たず、当曲(とうきょく:中心となる舞の曲)を引き続き奏するなかを、舞人が退場する構成が通例となります。具体的には、当曲の最後にさしかかったところで、打楽器を合図に舞人が1人ずつ退場を始め、その間、当曲の旋律が反復演奏されます。そして、舞人が全員退場すると、三ノ鼓(さんのつづみ)の奏者がわざと拍をはずして1打を奏でるのを合図に、たとえ旋律の途中であっても、管方(かんかた)はいっせいに演奏をやめ、終了となります。

このため、高麗楽の当曲の旋律は、一定の部分もしくは曲全体が、繰り返して演奏できるように整えられています。

楽器の編成

右方の管方

右舞の高麗楽は、2つの管楽器と3つの打楽器で奏されることが基本です。 管楽器[吹物(ふきもの)とも]には、高麗笛(こまぶえ)、篳篥(ひちりき)が、打楽器[打物(うちもの)とも]には、三ノ鼓(さんのつづみ)、太鼓、鉦鼓(しょうこ)が用いられます。

唐楽と違い、笙が含まれないため、高麗笛と篳篥が奏でる旋律の輪郭が際立って聞こえることになります。また、唐楽で用いられ、細かい連打を多用する鞨鼓(かっこ)と異なり、三ノ鼓は、長短のある一定の間をもつ打ち方で、簡素なリズムを作ります。

なお、右舞に編入された唐楽曲である『陪臚(ばいろ)』『還城楽(げんじょうらく)』『抜頭(ばとう)』については、左舞におけるのと同様に笙が加わりますが、鞨鼓ではなく三ノ鼓が用いられ、独自の楽器編成となります。

舞楽の楽器編成

左舞 唐楽 管楽器 笙、龍笛、篳篥
打楽器 鞨鼓、太鼓、鉦鼓
右舞 高麗楽 管楽器 高麗笛、篳篥
打楽器 三ノ鼓、太鼓、鉦鼓

(注)右舞に属する『陪臚(ばいろ)』『還城楽(げんじょうらく)』『抜頭(ばとう)』は例外的に唐楽を用いる。

ページの先頭に戻る