雅楽 GAGAKU

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なりたち 舞の型や技法

ゆるやかで抑制的な動きが続く、舞楽の舞。抽象的なその表現のなかに、一定の作法を見ることができます。登退場の仕方や群舞としての動き、舞人の動作など、左舞・右舞それぞれに共通する型や技法がありますが、ある曲だけに用いられる動きもあります。

登退場の技法

『長保楽(ちょうぼうらく)』
4人の舞人が順次舞台に登る

舞人(まいにん)が舞台へ登場・退場するときには、専用の音楽が奏されますが、位置や動き、向きなどにおいても、やはり決まった流れがあります。登場の仕方を出手[左舞では「でるて」、右舞では「ずるて」]、退場の仕方を入手(いるて)と呼びます。

出手では、上臈(じょうろう[上位の舞人])から順に1人ずつ登場し、舞台中央に進むと一連の動作を行ってから、所定の位置につきます。入手では、舞人がいっせいに同じ一連の動作を行ってから後ろ向きになり、順に退場していきます。

また、登退場する位置や動きの軸となる足なども、左舞と右舞とでそれぞれ定まっているほか、手を腰に当てる際の握り方などにも型があります。

舞の作法

『古鳥蘇(ことりそ)』後参舞
白い毛のついた後参桴(ごさんばち)を持って舞う

まっすぐな身体の動きによって構成された舞の型は、具象的な要素をぎりぎりまでそぎ落として、簡潔な動きへと様式化されたものです。手や足、腰などの個々の動き方を、さまざまに組み合わせることで、多彩なバリエーションが生まれることになります。

このような舞における動きの型を「舞の手」と呼んでいます。舞の手には、用首法[首の使い方]、用手法[手ぶり]、用足法[足さばき]、屈伸法[体の曲げ伸ばし]などがあり、さらにそこへ、舞人の向きや位置、歩行などに関する技法が加わります。

何かの物語性を感じさせることもある舞楽ですが、何かの動きを模したり、感情をあらわにしたりする、具体性のある表現は控えられ、品格を重んじた抽象的な舞であることが尊重されています。

なお、音楽に楽譜があるように、舞にも舞譜があり、そこには舞の型とその順番、音楽の進行との対応などが記されています。しかし、型と型との間を繋ぐ動作や間合いまでを再現するものではなく、あくまで舞人の記録のためのメモのようなものといえます。

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