雅楽 GAGAKU

  • サイトマップ
  • クレジット
  • このサイトについて
  • English
  • 早わかり
  • 歴史
  • 種目となりたち
  • ひろがり
  • 作品と鑑賞
  • 雅楽への招待
前のページにもどる

種目となりたち

  • 舞楽
  • 管弦
  • 国風歌舞
  • 歌物
  • 楽器
  • 装束と面
  • 舞台と演者

上演のかたち 上演の型と番舞

左舞と右舞で構成される舞楽では、上演にあたっても、平安時代から続く一定の型があります。左右がともに奏する楽曲が始めと終わりに置かれ、そのあいだに左右それぞれの舞楽の演目が交互に上演される番組構成が基本です。

上演の定型

『振鉾(えんぶ)』三節

舞楽は、大きく3つの構成に分けて上演されます。

まず、左方と右方の双方から、舞人(まいにん)が鉾(ほこ)をもって1人ずつ登場し、舞台を清めるように鉾を振る「振鉾(えんぶ)」が舞われます。一節は左、二節は右、三節は左右の舞人によって行われることから、「振鉾三節」と呼ばれます。とくに三節は、左右で別々の曲を同時に併奏する、特殊な構成です。

次に、左方と右方が、それぞれの演目を何番か交互に演じます。舞姿の似た演目同士を組み合わせる演目の構成を「番舞(つがいまい)」ということから、「番舞数番」と呼ばれます。

最後に、退出のための軽快な楽曲「長慶子(ちょうげいし)」を演奏して終わります。

実際に上演されるときは、いくつかの型が適宜省略されることもあります。

番舞と答舞

右舞『貴徳(きとく)』
『散手』の答舞

左舞『散手(さんじゅ)』
番舞は『貴德』

左方と右方のあいだで、舞姿の似た演目同士を一対とし、交互に舞って進行させる番舞の演出は、舞楽の趣向をより深いものにしています。この対とされる番舞において、前の舞に対応する後の舞を答舞(とうぶ)といいます。たとえば、左舞の『万歳楽(まんざいらく)』と右舞の『延喜楽(えんぎらく)』は番舞ですから、『延喜楽』は『万歳楽』が舞われたことへの答舞というわけです。

このような、左舞や右舞の別や、番舞などの演出法は、平安時代に、左右に分かれた近衛府の官人たちが、互いに武技を競い、勝った方が自らの演目を先に舞う慣行から生まれたものです。

なお、左舞と右舞では、現在伝わる曲数が異なるため、ある演目についての番舞が複数存在するものもあります。

代表的な番舞

左舞 右舞(答舞)
『万歳楽(まんざいらく)』 『延喜楽(えんぎらく)』
『賀殿(かてん)』 『長保楽(ちょうぼうらく)』
『太平楽(たいへいらく)』 『狛鉾(こまほこ)』
『春庭楽(しゅんでいらく)』 『白浜(ほうひん)』
『蘭陵王(らんりょうおう)』 『納曽利(なそり)』
『散手(さんじゅ)』 『貴徳(きとく)』
『迦陵頻(かりょうびん)』 『胡蝶(こちょう)』

ページの先頭に戻る