大衆芸能編 寄席

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寄席への招待 寄席へ入る

看板と寄席文字寄席によっては、入り口に筆太の独特な書体の字で手書きの看板が飾られていることがあります。この書体は、お客がたくさん入るようにと縁起をかついでデザインされたものです。

浅草・並木の木版ビラ 大正2年(1913年) 2代目ビラ辰 筆 明治・大正までは「ビラ字」と呼ばれる書体の木版手刷りのビラが使われた

浅草・並木の木版ビラ 大正2年(1913年)
2代目ビラ辰 筆
明治・大正までは「ビラ字」と呼ばれる書体の木版手刷りのビラが使われた

人形町・末廣のビラ 上:昭和45年(1970年) 下:昭和41年(1966年) 橘右近 筆 橘右近はビラ字に工夫を重ね、昭和40年(1965年)「橘流寄席文字」と名付けた

人形町・末廣のビラ
上:昭和45年(1970年) 下:昭和41年(1966年)
橘右近 筆
橘右近はビラ字に工夫を重ね、昭和40年(1965年)「橘流寄席文字」と名付けた

客席にすき間がないほどお客に詰めかけてほしいという願いから生まれたのが、筆太の独特な書体である寄席文字です。余白を空席に見立てて、それが少なくなるように墨をたっぷり使った太い字で書かれています。また寄席文字は字の左側よりも右側が上がっています。これも右肩上がりに客数が伸びて、今日よりも明日はもっと繁盛するようにという願いが込められています。寄席文字は看板のほか、高座の脇に置いて高座に上がっている芸人の名を示す「メクリ」や、ポスター、チラシのたぐいにも使われます。

看板は出演者連名のもののほか、主要な出演者の名のみが書かれているものが置かれることがあります。1人の名だけを書いた大きな看板を「一枚看板」といいます。ここから、今でも、優れた芸人になることを「一枚看板になる」とか「大看板になる」と言い表します。

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