大衆芸能編 寄席

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芸の修業

声、節(ふし)、啖呵(たんか)の鍛錬浪曲の魅力は、まず声のよさ。そして、節まわしのうまさ。次に、会話や語りがしっかりしていることです。これを「1.声、2.節、3.啖呵」と呼び、なかでも啖呵の習得が一番難しいといわれています。

声を作るには、まず腹から大きな声が自然と出るようになることが大切です。のどから血がにじむほどになるまで大きな声を出す練習をして、声帯を鍛えます。そして自分の声の高さを把握し、基本的な節を覚えます。浪曲には装飾的な細かな節まわしがあり、これが自然に使えるようになると、味わいが増します。

啖呵の稽古も必要です。啖呵は修行内容としては一番難しいといわれています。啖呵は内容を伝えるだけのリアルさを伴いながらも、節の延長としての音楽性が求められます。どんなにリアルに感じる啖呵であっても、浪曲である以上、皆、三味線の音色に乗っています。浪曲の醍醐味として、啖呵から節へ、また節から啖呵へと移行する際の心地よさというものがあります。知らず知らずのうちに啖呵が節へと変化し、それがまた啖呵に戻る。これがスムーズに行われることが求められます。つまり節と啖呵が一体化して調和していなければならないのです。これこそが感情の極みをダイナミックに聞き手に伝える大きな力となります。ところがこれが実に難しいのです。修練途上の浪曲師はどうしても、啖呵から節へ入る時に、途切れた感じがしてしまいます。

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