大衆芸能編 寄席

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寄席の芸能

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芸の特徴

太夫と後見のコンビ太神楽を2人以上で行うときに、演者が、たとえば主たる芸を行う役柄と、説明役を務める役柄とに、はっきり分けられることがあります。単なる主従ではない役柄の分担の面白さも、太神楽の見どころの一つです。
左:五階茶碗の曲芸をする太夫<br>右:曲芸の説明をする後見

左:五階茶碗の曲芸をする太夫
右:曲芸の説明をする後見

太神楽の芸が、緊迫した山場にさしかかるとき、のんびりとした調子の説明が入って、息を詰めていた客席の空気をふうっと和ませるときがあります。この説明は、芸の見どころについての単なる解説ではなく、太神楽における伝統的な口調による口上なのです。

たとえば曲芸は、口でくわえた撥(ばち)の上に土瓶を乗せたり、おでこの上に立てた棒の上に湯飲み茶碗を乗せたりと、観客をハラハラさせることが続きます。こうした口上が入ることで、観客の気持ちを一度リラックスさせ、次の曲芸に対して、再び期待と緊張感を持たせながら集中できるようにする効果があるのです。

ほのぼのとした口上の言いまわしは、ときに笑いさえ生むこともあります。主たる芸を行う役柄を太夫と呼ぶのに対し、このような説明役を後見と呼びますが、この両者のやり取りが発展していったことで、掛け合い噺(かけあいばなし)や茶番といった芸も、太神楽のレパートリーに加わりました。「掛け合い噺」は漫才の前身ともいってよい話芸、茶番は歌舞伎のパロディーといえます。ともに、くつろいだ笑いが漂う、のびやかな芸能です。

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