大衆芸能編 寄席

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寄席の芸能 大衆芸能のあらまし

寄席の芸能
話す・読む・語る芸落語は聴覚だけでなく、視覚にも訴える「話す」芸です。講談は物語を声に出して読み上げる「読む」芸です。浪曲は感情が高ぶった時などに節をつけて歌い上げる「語る」芸です。
話芸のはじまり

話芸とは、何らかの筋書きをもったストーリーを口頭で表現することによって、感動や笑いを生み出す芸能のことです。口で言葉を表現する技術には、会話で掛け合う、読み上げる、節をつけるなど、いろいろな方法がありますが、それぞれの特徴をうまく生かし、演出上の創意工夫が加えられながら、落語や講談、浪曲などの「芸」としての形が整えられてきました。

話す落語、読む講談、語る浪曲
落語『茶の湯』を演じる10代目柳家小三治

落語『茶の湯』を演じる
10代目柳家小三治

講談『出世の高松』を演じる3代目神田松鯉

講談『出世の高松』を演じる
3代目神田松鯉

浪曲『野狐三次』を演じる2代目東家浦太郎

浪曲『野狐三次』を演じる
2代目東家浦太郎

伝統のある話芸のなかでも、落語・講談・浪曲は、それぞれに表現方法が異なっています。

落語は「話す」芸です。話すとは、まとまった内容を言葉で相手に伝えることです。言葉で表現する時に、笑いを描くには、登場する人物の個性を明確に描いたり、会話を中心とした表現や、身振り手振りによる視覚的な表現を交えたりする手法が効果的です。このように、聴覚だけでなく視覚にも訴えることが、落語の基本的な表現方法となりました。

講談は「読む」芸です。読むとは本来、もととなる文章があって、それを朗読、朗誦することをいいます。聞く者に歴史などを教えるには、きちんと筋道のある内容を読み聞かせるのがよく、それが講談としての表現になりました。講談は釈台という机を前にして演じますが、今でも軍記物を演じる時は、この上に台本を置いて読み上げています。また釈台は、張り扇(はりおうぎ)などで叩いて音を出すのにも使われます。講談は聴覚に訴える要素が強い芸能といえるでしょう。

浪曲は「語る」芸です。語るとは、言葉に節をつけて歌い上げる表現をいい、気持ちの高ぶりや場面の情趣などを際立たせるために用いられます。聞く者の感情へ強く訴えることを重んじ、三味線も交えて抑揚に富んだ表現を重ねていくなかで、浪曲という芸のかたちが整えられました。

浪曲のほか、義太夫新内なども語り物という同じ仲間に入ります。いずれも三味線の音にのせて演じられています。

義太夫(ぎだゆう)

太棹(ふとざお)の三味線を伴奏にした語り物

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新内(しんない)

中棹(ちゅうざお)の三味線を伴奏にした語り物。高低の二挺の三味線で男女の恋をテーマに描くことが多い

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