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作品の概要

  • あらすじ
  • 鑑賞のポイント
  • 詞章・語釈

六月六日 妙心寺(みょうしんじ)の段

主殺しの大罪を犯した息子を責める武智光秀(たけちみつひで)の母。苦悩する光秀の自害を、家臣は必死に止めます。

六月六日:妙心寺の段

尾田春長(おだはるなが)を討った武智光秀が陣を構える京(みやこ)・妙心寺。光秀の母・さつきは、主殺しという息子の不忠を許すことができません。

この日、心に憂(うれ)いを秘めた光秀が陣所に戻ると、さつきは、みすぼらしい身なりで風呂敷包みを背負い、光秀の妻・操(みさお)や、息子・十次郎(じゅうじろう)の婚約者・初菊(はつぎく)が止めるのも聞かず、妙心寺を立ち去りました。主君を殺すような、息子とは一緒にいられないというのがその理由でした。

夕刻、独りきりになった光秀。今朝から主人・光秀の様子が気がかりな四王天田島頭(しほうでんたじまのかみ)が密かにうかがっています。光秀が、辞世の句を衝立(ついたて)に書き残し、刀を手に取りました。自害するつもりです。田島頭が駆け寄り、同じく父親の様子をうかがっていた十次郎が、光秀を押し止めました。

光秀は、主殺しの罪に悩んでいました。田島頭は、暴君・春長が光秀に討たれたのは、天誅(てんちゅう:天罰)であり、天下万民のためであったと光秀に説きます。その言葉に、光秀の迷いはなくなりました。光秀は、驚異的な速さで京(みやこ)へ戻りつつある真柴久吉(ましばひさよし)との合戦の備えを命じ、久吉を討つ許しを得るため、宮中へ向かいました。

辞世
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死に際に詠み遺す句。詩歌。絶命の辞。


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