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主要作品紹介【へいけにょごのしま】

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見どころ

場面(一):鬼界が島の段
場面(二):鬼界が島の段
場面(三):鬼界が島の段

映像解説/きかいがしまの段

 都に残してきた妻の死を知らされた俊寛(しゅんかん)は、千鳥(ちどり)の乗船に反対する瀬尾に切りつけます。映像は、俊寛が、赦免使の丹左衛門(たんさえもん)に止められつつも、瀬尾(せのお)にとどめを刺す場面です。瀬尾を殺すことで、再び罪人となって島に残り、替りに千鳥を船に乗せようという覚悟の上のことでした。この場面では、運命にただ流されるのではなく、自分の信じる道を選ぶ俊寛の姿が描かれています。それは、近松が創作した、新たな俊寛像でした。

 最後のシーンでは、一旦覚悟を決めたものの、ただひとり島に残る悲しみから丘へ駆け上った俊寛が、遠く船を見送ります。見ごたえのある感動的な場面で、本作を取り入れた歌舞伎でも、同様の演出がなされています。

『平家女護島』
国立劇場第110回文楽公演 1995(平成7)年2月
「鬼界が島の段」[7]竹本住大夫・[5]豊澤富助
俊寛僧都:吉田玉男
蜑千鳥:吉田文雀
瀬尾太郎兼康:吉田作十郎
丹左衛門基康:吉田文昇
丹波少将成経:桐竹紋寿
平判官康頼:桐竹一暢

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