狂言の演目と鑑賞

前へ菌・茸(くさびら)次へ

※大蔵流では『菌』、和泉流では『茸』と表記します。


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ある男の家に得体の知れない大きな茸(くさびら)[きのこ]が生えて、取っても一夜のうちに元のように生えて気味が悪いので、男は法力の強い山伏を訪ねて祈祷(きとう)を頼みます。山伏は男の家へやってきて、おもむろに祈祷を始めますが、茸は消えるどころか、祈れば祈るほどどんどん数を増していき、動き回っては山伏や男にとりつき、いたずらをしたりします。疲れ果てた山伏が、最後の気力を振り絞って祈ると、鬼茸が襲いかかってきたので、山伏はたまらず逃げ出してしまいます。

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山伏とは、修験道(しゅげんどう)の行者(ぎょうじゃ)のことで、狂言には山伏が登場する作品が多くあります。その多くは、威張って大仰に祈祷する山伏が、結局失敗するという内容のものです。中身はたいしたことがないのに、見栄をはったり、威張ったりする人間を狂言は笑い飛ばします。本曲でも山伏はいかめしい出で立ちで、重々しく登場しますが、その仰々しさと、祈祷の文句の滑稽さ、失敗したときのうろたえぶりなどとのギャップが大きく、笑いを誘います。茸たちは、笠を被り、面を着け、両袖を胸の前に引き寄せて抱え込み、腰を落としてすり足で歩き回ります。奇妙な巨大茸を表現するのに、このような突飛なスタイルを生み出した発想は秀逸で、続々と登場する茸たちの姿は童話的でもあります。

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[動画中の詞章/どんどん数が増えた茸に山伏があわてふためく場面より]
山伏「ボーロン、ボーロン・・・」
何某「これはいかなこと、これはいかなこと・・・」
山伏「ボーロン、ボーロン・・・」
何某「おーもうしもうし、まずお待ちなされませ」

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