歌舞伎舞踊の作品と表現

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この2人の漁師は、浜成・武成の兄弟です。2人は網にかかった観音像を引き上げる浅草神社の由来を見せ、舟から降りると三社祭の話からは離れて、当時流行の唄で軽快に踊ります。やがて黒雲が上空にあらわれ、善玉と悪玉の2つの玉が下りてきます。善玉は浜成に、悪玉は武成に乗り移り、2人は「善」と「悪」と書かれた面をそれぞれにかぶり、善玉・悪玉の踊りをコミカルに踊っていきます。「善」と「悪」と書かれた扇を持って踊る部分が最も軽快で、身体の躍動を見ているだけで楽しい踊りです。

『三社祭』
中村智太郎(5代目中村翫雀)の悪玉
中村信二郎(2代目中村錦之助)の善玉
1986年[昭和61年]4月 国立劇場 第137回歌舞伎公演

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